特養に興味のある看護師へ

看護師の仕事内容は？

特養で働く看護師の主な仕事内容は入居者の健康管理や医療処置です。入居者に異変があればすぐに対応します。介護職員にはできない医療処置を行うため、重要な役割を担います。医師が常駐していない施設の場合は、病院への付き添いや医師への説明を看護師が担当します。また、介護職員のサポートに回る機会も多くなります。

特養で働くメリットと注意点

特養は残業が少なく定時で帰りやすいため、ライフワークバランスを重視する人におすすめの職場です。体力的な負担も少なく済むので、ブランクのある看護師の復帰先としても人気があります。ただし、病院ほどではありませんが、医療処置を行う機会もあるので気は抜けません。チーム一体となって入居者を支えていく姿勢が求められます。

向いている人や必要なスキル

入居者とコミュニケーションを取る機会が多いので、高齢者と接するのが得意な人に向いています。残業が少ないので仕事と家庭を両立したい人にもおすすめです。また、最低限のスキルがあれば問題ないので、ブランクのある看護師にも向いているでしょう。特養で働く際には、高齢者が陥りがちなフレイル予防に関する知識が求められます。

給与事情もチェック

気になるのが給与事情です。介護施設は病院に比べるとどうしても給与が低くなってしまいます。とはいえ、特養は介護施設の中でも比較的給与が高い傾向にあります。特養で働く看護師の平均年収は507万円です。より多くの給与を得たいのであれば、介護職員処遇改善加算（Ⅰ）を取得している施設に転職することをおすすめします。