特養と他の施設との違い

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他の施設との違い

特養とその他の施設との違いを理解しましょう。ここでは、特に混同しがちな「介護老人保健施設」と「有料老人ホーム」について、それぞれの施設との違いを紹介します。

他の施設との違い
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介護老人保健施設との違い

介護老人保健施設との違い

特養と介護老人保健施設の最大の違いは、サービスの目的と利用期間の2つです。特養は基本的に長期入居で、日常的な介護を含めた生活援助を目的としています。一方、介護老人保健施設は利用者の自立支援や自宅への復帰が主な目的であり、利用期間は一時的です。介護老人保健施設では3ヵ月~1年程度の利用期間を想定しています。
また、入居するための条件も異なります。特養は原則的に要介護3~5の高齢者が対象ですが、介護老人保健施設は要介護1~5の高齢者が対象です。これに伴い、職員の配置も異なります。特養は長期的な支援を目的としているので、生活の補助を担当する介護職員が多く、医師は非常勤でも構いません。一方、介護老人保健施設では看護・医療分野でのリハビリテーションや治療を行うため、医師の常駐が求められています。医師をはじめとした医療従事者の数が多く、当然ながら看護師もその一員として活躍しています。

有料老人ホームとの違い

有料老人ホームとの違い

特養は公的な介護施設ですが、有料老人ホームの多くは民間が運営しています。そのため、運営母体の性格的な違いにより提供するサービスも大きく異なります。先述の通り、特養は基本的に要介護3以上が入居条件となりますが、有料老人ホームは幅広く入居者を受け入れています。施設によっては介護度の要件を設けていない場合もあります。
また、特養は日常生活を送るのが困難な状態の高齢者に対する援助を目的としたサービスが中心ですが、有料老人ホームはそれに限らず多種多様なサービスを提供しています。自立して生活を送れる高齢者が入居する「健康型有料老人ホーム」など、有料老人ホームの中でも施設によって大きくサービス内容が異なります。
もう1つ、大きな違いとして挙げられるのが費用です。特養は公的な介護施設で助成金を受けることができるため、利用料が安く済みます。加えて、低所得者向けに自己負担額を軽減する制度も設けられています。一方で、有料老人ホームは入居の際に一時金を必要とするケースが多く、月額の費用も特養に比べて高くなります。一時金を必要としない施設も増えていますが、それでも特養よりは多くの費用が必要になります。また、特養は利用料金が全国的に統一されていますが、有料老人ホームは施設ごとに費用体系が異なります。

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  • 看護師の仕事内容は?
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    特養で働く看護師の仕事内容は多岐に渡ります。主に入居者の健康管理や医療処置を行いますが、介護職員のサポートに回ることもあるでしょう。なお、夜間対応についてはオンコール制を採用している施設が多いようです。

  • 施設の概要について
    施設の概要について

    特養はいくつかの施設形態に分けられます。入居希望者が多く、年々需要が伸びています。原則として、要介護3以上の高齢者を対象とした施設です。費用や職員の配置基準についても事前に確認しておきましょう。

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